銀行はあなたの返済が苦しいことを知っている

返済不能状態が見ぬかれている

毎月資金繰りに追われ、苦しみながら銀行返済を実行している社長。
実は銀行員は、「社長は返済できる状態ではない」ということを知っています。

 

いえ、銀行員は、社長の会社が生み出すキャッシュフローでは返済できな
いということを知っています。
その確認方法が、毎年の決算書の精査です。
社長の会社の決算が出る時期に、「前期の決算書を提出してください」と銀行から必ず要求されるはずです。銀行員は、社長が毎年提出している決算書によって、静かに注視しているのです。

 

私が新規クライアントから相談を受ける際にも、必ず決算書を見せていただくようにして
いますが、そこでは2つのことに着目します。

 

1つ目は、決算書は実態を表しているか否か。もし実態を表していないのならば、その事
情を仔細に尋ねてから、話を進めるようにしています。

 

2つ目に、キャッシュフローで銀行の元金返済ができる状態か否かを注視します。
これはたった5分でできる計算です。社長も今すぐ電卓をご用意ください。計算に必要なのは、「直近の決算書」と「銀行の返済明細表」だけです。
@銀行の返済明細表から、1年間の元金返済額の合計を出す。
A決算書の損益計算書の「税引後当期利益」に「販売費及び一般管理費と製造原価報告書の減価償却費」を足す。

 

キャッシュフローより、銀行への元金返済が多いのではないでしょうか? 
その場合、理論的には何をどうしても銀行返済はできません。
できているとすれば、今は手元資金や資産を食い潰しているだけで、遅かれ早かれ、資金繰りは破綻へと向かいます。
そうなると、

 

簡単審査で借りれる、借りやすい銀行カードローン

 

こういうところから借りる他集団がなくなります。

 

銀行員がリスケを勧めてくれない理由

社長が返済を続けられないとわかっているのに、なぜ、銀行員はリスケのアドバイスをしてくれないのか? 理由は大きく2つあります。
1つ目は、安易にリスケを勧めると、それが常態化する可能性が高いことを、銀行は経験
で知っているからです。
これは、私も銀行員時代に幾度も経験したことです。経営者は、銀行がよかれと思って提
案した条件変更(=リスケ)について、そのときは大いに喜び、経営の改善を約束してくれます。しかし、時が経つと、利益が出ているにもかかわらず、返済条件を元に戻すことに難色を示す、という事例が少なくないのです。
ひどい場合は、銀行返済は少額のまま、社長が高額な役員報酬を取り続けるケースもありました。「のど元過ぎれば熱さを忘れる」の典型です。

 

2つ目の理由としては、銀行は、社長が応援すべき経営者かどうか、その資質や姿勢を見
守っているのです。社長と銀行の取引は、全て厳格な契約に基づくものです。銀行員は、社長が契約を守ろうと努力する人か否かを見ています。

 

具体的に言えば、銀行返済を守りたくても会社には返済すべきキャッシュがない状態の場
合、キャッシュを補てんするため、社長の私財を会社に投入する、または遊休資産を売却して資金繰りに充てるなどの自助努力をしているか? そのような姿勢が社長にあるかどうかを見ているのです。

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